dカードのメリットデメリットとポイントをお得に貯めるおすすめ手法を解説

クレジットカードを選ぶ上で、ポイントの貯めやすさと使いやすさを重視する人におすすめしたいのが、dカードです。

dカードは、決済で多くのポイントを貯められるのはもちろん、その他の特典も充実しています。

そして使い方を工夫するとさらなる還元が見込めるため、ポイントの貯めやすさは他社のポイントに負けません。

この記事ではdカードのメリットデメリット並びに、ポイントをお得に貯めるおすすめの手法を解説します。

あえてdカードをおすすめしない人についても解説するため、dカードが自分の生活に合うか否かが理解できるでしょう。

この記事でわかること

  • dカードは基本の還元率が高い
  • dカード特約店で利用すると還元率がさらに高くなる
  • dカードはポイント以外にもお得な特典がある
  • dカードのデメリットは意外なポイント付与ルールでお得に感じられない面もある
  • dカードとd払い、dポイントカードなどを日常生活で駆使するとdポイントを多く貯められる
  • 日常生活の主な買い物がネットショッピングの人はdカードはあまりおすすめではない
  • ドコモユーザーであれば、dカードGOLDがよりおすすめ
目次

dカードは年会費無料でdポイントが貯まるクレジットカード

dカード基本情報

年会費永年無料
入会条件・満18歳以上であること(高校生を除く)・個人名義であること・本人名義の口座を支払い口座として設定すること・その他dカードが定める条件を満たすこと
国際ブランドVISA/Mastercard
電子マネーID
dポイント・1ポイント/100円(税込)を決済ごとに付与・特約店ではさらなるポイント加算や割引が受けられる
その他主な特典・dカード携帯補償:購入後1年間最大1万円・お買い物あんしん保険:年間100万円まで・海外旅行保険:29歳以下のみ 最大2,000万円・国内旅行保険:29歳以下のみ 最大1,000万円
支払い方法1回払い/2回払い/ボーナス払い/リボ払い/分割払いから選択
締日/引落日毎月15日締め切り/翌月10日支払い(金融機関休業日の場合は翌営業日支払い)
発行日数2週間〜3週間程度
紛失時の対応ドコモショップまたはドコモインフォメーションセンターに連絡

dカードとはドコモが発行するクレジットカードで、決済するごとにdポイントが貯まります。

dポイントの価値は、1ポイント=1円です。

貯めたdポイントは、携帯電話などドコモのサービスの支払いや、dポイント加盟店などで使えます。

dカードやdポイントは、ドコモユーザーしか使えないと考える人も多いようですが、ドコモユーザー以外の人も利用が可能です。

そして、一言にdカードと言っても3種類のカードが存在します。

  • dカード:年会費無料のノーマルカード
  • dカードGOLD(後述):年会費11,000円のゴールドカード
  • dカードプリペイド:年会費無料で、事前チャージ式のカード

本記事では「dカード」について解説します。

dカードのメリットはdポイントが貯まる等数多くある

dカードの最大のメリットは、やはりdポイントが数多く貯められることです。

実際にdカードを持っている人の評判として、年会費が無料でありながらdポイントがたくさん貯まるなど、満足する声を多数耳にします。

さらに、その他に付帯する特典についても侮れません。

dカードのメリット

  • 普段の買い物で貯まるポイントは100円(税込)で1.0%と高い還元率
  • d払いやdポイントカードと併用するとポイント三重取りになる
  • マツキヨやスタバなどdカード特約店で使用すると還元率アップ
  • dショッピングやdファッションはdカードを利用するといつでも3%還元
  • dポイントモールを経由すると各種サービスでdポイントが付与される
  • 電子マネーIDが使える
  • 1年間最大1万円のケータイ補償付き
  • ahamoユーザーには毎月1GBのデータ容量プレゼント
  • 29歳以下は国内・海外旅行保険付帯

ここからは具体的にdカードのメリットを、厳選して9つ紹介します。

1.普段の買い物で貯まるポイントは100円(税込)で1.0%と高い還元率

dカードは、100円(税込)ごとに1%のポイントが貯まるカードです。

一般的なクレジットカードは0.5%還元のものが主流のため、年会費無料で1.0%の還元が受けられるのは高還元率といえます。

さらに、税込金額に対してポイントが付与されるのも魅力です。

同じように100円で1ポイントと謳うクレジットカードでも、税抜金額に対して適用されるものが数多くあります。

例えば10,000円のものを購入した場合、付与ポイント数の差異は以下の通りです。

  • 100円(税込)で1ポイント還元→100ポイント付与
  • 100円(税抜)で1ポイント還元→90ポイント付与※消費税は10%とする

税抜と税込で還元されるポイントに10ポイント差があり、少しの差とはいえ侮れません。

利用金額が増えるほど付与されるポイントに差が出るため、税込金額に対して1%還元されるdカードは、高還元率で魅力的なカードといえるでしょう。

2.d払いやdポイントカードと併用するとポイント三重取りになる

dカードと併せてd払いやdポイントカードを利用すると、1回の決済でdポイントの三重取りとなります。

三重取りの内訳は次の通りです。

  • d払い決済:0.5%〜1.0%還元
  • d払いの支払い方法をdカードに設定:0.5%還元(2022年12月10日から従来の1%から0.5%に変更)
  • dポイントカード提示:0.5%〜2.5%還元

d払いとはドコモが提供するバーコード決済で、100円ごとに0.5%のdポイントが貯まります。

そして、d払いの支払い方法をdカードに設定すると、ポイントの二重取りが可能です。

支払い方法を他社カードに設定するとd払い決済によるポイントが付与されないため、dカードだけの特典といえます。

さらにドコモ並びにahamo大盛りユーザーであれば、ステップボーナスにより使う回数が多いほど還元率が上がり、最大で1.5%の還元が受けられます。

そしてdポイントクラブ加盟店での買い物であれば、dポイントカードを提示するとさらなるdポイントの獲得が可能です。

dポイントカードは使用回数や貯めたポイントに応じて還元率が上がるため、使えば使うほどポイントが貯まります。

dカードとd払い、そしてdポイントカードを使いこなすと最大で4.0%のポイント還元が受けられるため、dカードと併用しながらポイントを貯めるのがおすすめです。

3.マツキヨやスタバなどdカード特約店で使用すると還元率アップ

dカードを使って特約店で買い物をすると、通常よりも多くのポイント還元を受けられます。

特約店でdカードもしくはIDで決済すると、通常の決済ポイント1%に加えて、利用額に応じた特約店ポイント(0.5%〜4%)が付与される点も魅力です。

2022年9月現在、特約店の数は46にのぼり、日常生活で利用する店が数多く加盟しています。

主な特約店は以下の通りです。

特約店dカード特約店付与ポイント支払い方法
マツモトキヨシ100円ごとに3%dカード/ID
スターバックスカード100円ごとに4%dカード※スターバックスカードへのオートチャージ・オンライン入金のみ
ドトールバリューカード100円ごとに4%dカード※ドトールバリューカードへのクレジットチャージのみ
オリックスレンタカー100円ごとに4%ID
ENEOS200円ごとに1.5%dカード/ID
高島屋200円ごとに1.5%dカード
洋服の青山100円ごとに2%ID
JAL100円ごとに2%dカード

さらに特約店によっては、dカードで貯まるポイントに加えて、dポイントカードや店独自のポイントが貯まる場合もあります。

例えばマツモトキヨシはdカード決済の3%に加えて、dポイントカードに1%とマツキヨ独自のポイントカードに1%貯まるため、合計すると5%の還元が受けられます。

そのため特約店での買い物やサービスをよく利用する人は、dカードを持っていると何重にもお得です。

4.dショッピングやdファッションはdカードを利用するといつでも3%還元

dショッピングやdファッションでの買い物にdカードを使用すると、合計で3%のポイントが付与されます。

  • dショッピングの利用で1%
  • dカード決済で1%
  • dカード特約店ポイントで1%

さらにdショッピングでは、毎月「dショッピングデー」が開催されています。

現在は10日と20日に開催されており、4400円(税込)以上の買い物でポイントが10倍となり、商品によってはなんと40倍のものも。

dカードの利用と合わせると12〜42%の還元となるため、タイミングを合わせるとよりお得に買い物を楽しめるでしょう。

5.dポイントモールを経由すると各種サービスでdポイントが付与される

ショッピングや旅行予約などは、dカードポイントモールを経由すると、さらにdポイントがもらえます。

dカードポイントモールはdカードユーザー限定のポイントサイトです。

楽天やじゃらん、ZOZOTOWNなどのサービスが加盟しており、サイトを経由して買い物をするだけでポイントの二重取りとなります。

例えばdショッピングとdファッションは、dポイントモール利用分のポイントが追加で1%還元されます。

dカード決済による3%の還元もあるため、合計で4%の還元となるのです。

経由するのは一手間必要ですが、簡単に利用できるため活用すると良いでしょう。

6.電子マネーIDが使える

dカード ポイントモール | 「dカード」「dカード GOLD … – NTTドコモ

dカードにはキャッシュレス決済ができる「ID」が付帯しています。

IDとは、カードや携帯をお店の端末にかざすだけで決済ができる電子マネーです。

クレジットカードのようにサインや暗証番号の入力をする必要がなく、スムーズな決済ができます。

最近ではバーコード決済が普及しつつありますが、IDは歴史が長いため、使える店が多いのが特徴です。

例えばマクドナルドでは店頭で買い物する場合、バーコード決済は使用できませんが、IDは使用できます。

このようにd払いが使えない店でIDを利用すれば、より多くの店でキャッシュレス決済ができ、効率的にdポイントを貯められます。

7.1年間最大1万円のケータイ補償付き

dカードを利用するドコモ、ahamoのユーザーには、ケータイ補償サービスが付帯しています。

dカードケータイ補償とは

  • dカード契約中の本会員・家族会員が対象
  • 偶然の事故により紛失・盗難または修理不能(水濡れ・全損等)となった場合に適用
  • 同一機種・同一カラーの携帯端末の購入金額または頭金及び事務手数料のうち最大10,000円補償
  • 対象となる機種は届出した携帯番号にかかる携帯電話端末
  • 補償期間は対象となる携帯端末の購入後1年以内
  • 携帯端末をドコモショップやドコモオンラインショップ、ahamoサイトなどドコモが指定する販売店で購入して、dカードにて決済しておく必要がある

dカードのケータイ補償は、購入から1年以内に紛失や故障によって交換する必要が出た場合に、最大1万円の補償をしてくれるサービスです。

年会費無料で付帯するサービスのため、持っていて損はありません。

月額料金を支払うドコモ携帯補償との違いは、交換のみの対応で、修理には対応していない点です。

ドコモ携帯補償は修理と端末交換の両方に対応しているため、もっと手厚い補償内容が必要であれば、別途加入する必要があります。

8.ahamoユーザーには毎月1GBのデータ容量プレゼント

dカードを利用するahamoのユーザーには、ボーナスパケット特典として毎月1GBのデータ容量が増量されます。

1GBのデータ容量を追加するためには通常550円支払う必要があるため、実質550円分の特典といえます。

ahamoは20GBで月額料金2,970円とおトクなプランですが、その上のプランはahamo大盛りの100GB(月額5,970円)です。

そのため「20GBでは少し足りないけれど100GBまでは不要」と考える人にとって、1GBの増量は嬉しい特典ではないでしょうか。

9.29歳以下は国内・海外旅行保険付帯

29歳以下のdカード本会員または家族会員には、国内・海外旅行保険が付帯されています。

年会費無料のクレジットカードには、海外旅行保険のみ付帯している場合が多く、国内旅行保険もカバーしてくれるのは大きな魅力です。

さらに年会費無料の他社カードと比べると保証内容が比較的手厚く、死亡や入院保険金の設定だけでなく、持ち物が盗難されたり壊れたりしたときの携行品損害にも保険金が出ます。

ただし利用付帯の保険のため、航空券やホテルをdカードで決済していることが条件となります。

しかし充実した内容の保険のため、29歳以下の人は持っていて損はないでしょう。

dカードのデメリットはポイント付与の意外なルール

dカードはお得なクレジットカードですが、デメリットも存在します。

dポイントの貯めやすさはとても魅力的ですが、実はポイント付与のルールに意外な落とし穴があるのです。

そこで、dカードのデメリットについて3点解説します。

メリットだけでなく、デメリットも理解しておきましょう。

dカードのデメリット

  • ドコモの携帯料金支払いを設定してもカード決済によるポイント還元は無し
  • ポイントは決済ごとに99円円以下の端数をカットした金額で計算される
  • 29歳を超える人の旅行保険は付帯しない

1.ドコモの携帯料金支払いを設定してもカード決済によるポイント還元は無し

ドコモやahamoの携帯回線を利用している人は、dカードで携帯料金支払いの設定をしても、決済によるポイントが付与されません。

ドコモやahamoを利用すると、支払い方法に関わらず、月額利用料金1000円あたり10ポイント※の回線利用ポイントが付与されます。

※ただし対象となるのは割引適用後の基本使用料や通信通話料で、携帯端末分割支払料金等は対象外

ここからさらにカード決済によるポイントが1%付くと考える人がいるかもしれませんが、残念ながらポイントの二重取りは不可能です。

しかし携帯料金の支払い方法をdカードに設定しておくと、下記のようなメリットがあります。

  • ドコモユーザーは月額187円(税込)のdカード支払い割引がある
  • ahamoユーザーは1GBのボーナスパケット特典が付帯(550円相当)

ポイント還元はないものの、他の特典がそれ以上にあるため、魅力に感じるようであれば支払い方法をdカードにするメリットは十分にあるといえるでしょう。

2.ポイントは決済ごとに99円円以下の端数をカットした金額で計算される

dカード決済によるdポイントは、決済ごとに99円以下の端数をカットした金額で計算されます。

クレジットカードのポイントは、1回の決済ごとに計算される場合と、1ヶ月の合計金額に対して計算される場合があります。

dカードは前者に該当しますが、残念ながら99円以下の端数を切り捨てて計算されるのです。

例えば999円のものを購入すると、900円の1%である、9ポイントが付与されます。

限りなく1,000円に近いため、1ポイント損したように感じられるかもしれません。

決済額が増えれば増えるほど、切り捨てられる金額も大きいため、月合計のクレジットカードとのポイント付与額に差が出ます。

例:999円の決済を1ヶ月に30回した場合

合計金額ポイント数
月合計金額で計算されるカード29,970円299ポイント※端数70円は切り捨て
dカード29,970円270ポイント

上記の表の通り、月合計金額で付与ポイントが計算されるカードと、29ポイントの差が生じます。

大きい買い物をする際は気になりませんが、小さな金額の決済でポイントを貯める場合、端数のカットは痛い損失です。

しかし前述でも触れた通り、dカードは税込金額に対してポイントが付与されます。

月合計で計算されるカードでも、税抜金額でポイント計算される場合、dカードで付与されるポイントのほうが多くなる場合があります。

細かい部分ですが、他社カードと迷っている人は、ポイント付与の詳細を確認しておくと良いでしょう。

3.29歳を超える人の旅行保険は付帯しない

残念ながら29歳を超えた人は、旅行保険の対象外となります。

多くのクレジットカードが、年齢を問わず海外旅行保険が付帯しているため、利用できないのはやや残念です。

不安であれば、他のクレジットカードを2枚持ちするか、都度払いの保険に入ると良いでしょう。

日常生活でdポイントをお得に貯めるおすすめ手法

では、どのようにdカードを利用するとdポイントが多く貯まるのでしょうか。

おすすめの設定やテクニックは以下の通りです。

  • d払いのアプリをインストールして、支払い方法をdカードに設定する
  • IDをスマートフォンで利用できるように設定する
  • ドコモ経済圏の店やサービスを積極的に利用する
  • dポイントが貯まる店では必ずdポイントカードを提示
  • d曜日(金、土曜日)にd払いでネットショッピングをする
  • dショッピングデーを利用する
  • クレジットカードが使える店やサービスは全てクレジットカードで支払う
  • d払いとクレジットカードが使える店では基本的にd払いを優先して利用する

ただしdカード特約店ではdカードかIDを使って支払う

上記の方法を駆使すると、dポイントがより多く貯まります

d払いの基本還元率は、支払い方法をdカードに設定すると合計で1.0%となり、一見dカードで支払う場合と同じ還元率です。

しかしドコモユーザーであればステップボーナスが適用され、還元率が1.1%〜1.5%となるため、クレジットカードとd払いが両方使える店ではd払いを優先するほうが良いでしょう。

さらにd払いは不定期でポイント還元率アップのキャンペーンが行われているため、ドコモユーザー以外にも利用するメリットがあります。

ただし特約店での買い物はdカードで決済したほうが還元率が高いため、ポイントをより多く貯めるには、店やサービスによって決済方法を使い分けをする必要があります。

具体的に、どの店でどの決済方法を利用すべきかを下記の表にまとめました。

カテゴリ店/サービス支払い方法dポイントカード還元率備考
スーパーd払い優先
コンビニローソンd払い優先1.0%+0.5%
ファミリーマートd払い優先1.0%+0.5%
その他d払い優先
ドラッグストアマツモトキヨシdカード/ID優先3.0%+1.0%
その他d払い優先
ネットショッピングdショッピングdカード/ID4%dカードポイントモール経由
amazond払い0.5%電話合算払いのみ/d曜日対象
メルカリdカード1.0%+0.5%d払いは手数料が発生
その他d払い対象店舗はd曜日に買い物する
ファッションdファッションdカード4.0%dカードポイントモール経由
高島屋dカード優先1.5%+1.0%
その他d払い優先
丸善ジュンク堂書店dカード/ID優先1.5%+0.5%
紀伊國屋書店ID優先2.0%+1.0%
その他d払い優先
カフェスターバックスdカード4.0%スタバカードにチャージして使用
ドトールコーヒーdカード+dポイント4.0%+0.5%ドトールバリューカードにチャージして使用
レストラン伊達の牛タン本舗dカード/ID+dポイント3.0%+1.0%
その他d払い優先
ガソリンスタンドENEOSdカード/ID+dポイント1.5%+1ポイント/2L
その他d払い優先
携帯電話ドコモdカード1.0%携帯料金187円割引
ahamodカード1.0%1GBプレゼント
その他dカード1.0%
インターネットドコモ光1.0%支払い方法問わない
その他dカード1.0%
電気ドコモ電気2%〜5%支払い方法問わない
ENEOSでんきdカード1.5%
コスモでんきdカード 2.0%+1〜5%
サミットエナジーdカード2.0%+1.0%
イデックスでんきdカード1.5%+1.0%
その他dカード
ガスENEOS都市ガスdカード1.5%
その他dカード

※d払いの還元率は、基本還元率の0.5%とdカード決済による還元率0.5%の合計1.0%とします。

※還元率欄の+○%は、dポイントクラブの還元率を指します。

全てを網羅して使い分けるのは大変ですが、意識をするだけで貯まるポイントに大きな差がでるため、上手に活用しましょう。

dカードがおすすめとならない人の特徴

dカードはメリットが多く魅力的なカードですが、使い方によってはおすすめしない人もいます。

クレジットカードは自分のライフスタイルに適したものを選ぶべきです。

そのため使い方が合わないと、数ある特典もなかなか享受できません。

そこで、敢えてdカードをおすすめしない人の特徴について2点解説します。

契約してから後悔しないためにも、自分に合うかを見極めておきましょう。

dカードをおすすめしない人の特徴

  • 日常生活の買い物はネットショッピングが主な人
  • 30代以上の世代でクレジットカードカードに旅行保険を求める人

日常生活の買い物はネットショッピングが主な人

服や日用品などをネットショッピングで購入する人は、dカードのメリットをあまり感じない可能性があります。

dカードはdショッピングやdファッションなど、ドコモが運営するECサイトで購入すると、ポイントの還元率が高くお得です。

しかし残念ながら、他サイトよりも登録店舗数が少なく、欲しいものが見つからないことがしばしばあります。

dショッピングを例として、他のECサイトと店舗数を比較してみましょう。

  • dショッピング:約200店舗
  • Paypayモール:約1700店舗
  • 楽天市場:56000店舗以上
  • amazon:数十万店舗(推定)

ご覧の通り店舗数に圧倒的な差があるため、品揃えに物足りなさを感じるのが正直なところです。

しかしネットショッピングでdポイントを貯める方法が他にもあるため、この理由だけでdポイントを貯めること自体を諦める必要はありません。

ドコモユーザーはamazonでの買い物をd払いで支払うと、0.5%のdポイントが付与されます。

さらにポイント還元が多く受けられるd曜日での買い物で、最大4.5%のdポイント還元が受けられます。

d曜日はd払いのキャンペーンで、毎週金・土曜日に開催されています。

amazonでよく買い物をする人は、携帯電話をドコモかahamoにして、金・土曜日にd払いを使って買い物すると良いでしょう。

ただし支払い方法が電話料金合算払いの一択のため、dカードを契約しなくても利用できます。

そのため積極的にdカードを作るメリットはありませんが、街のお店とネットショップでdカードとd払いを使い分けるのであれば、dカードの利用は有効と言えるでしょう。

30代以上の世代でクレジットカードカードに旅行保険を求める人

クレジットカードには旅行保険が絶対に必要と考える30代以上の人には、残念ながらdカードはおすすめといえません。

dカードの旅行保険は29歳以下の人のみの特典のため、30代以上の人は利用不可能です。

旅行保険重視の人は、dカードGOLDや他社のクレジットカードを検討しましょう。

ドコモユーザーであればdカードGOLDのほうがメリットが大きい

dカードはドコモユーザーでなくても使いやすいカードですが、ドコモを使う人にはdカードGOLDがよりおすすめです。

dカードとdカードGOLDの主な違い

dカードdカードGOLD
年会費永年無料年間11,000円
dポイント・1ポイント/100円(税込)を決済ごとに付与・特約店ではさらなるポイント加算や割引が受けられるdカードと共通
dポイントクラブ優待携帯料金・ドコモ光料金1000円(税抜)につき100ポイント付与
年間利用額特典前年の決済累計額100万円以上:11,000円相当の特典200万円以上:22,000円相当の特典
旅行保険海外:29歳以下   最大2,000万円国内:29歳以下   最大2,000万円海外:最大1億円
国内:最大5,000万円
携帯補償購入から1年間最大1万円購入から3年間最大10万円
ahamoボーナスパケット特典+1GB+5GB
ラウンジ利用
申込条件満18歳以上(高校生除く)満20歳以上(学生除く)

dカードGOLDは年会費11,000円を払う必要がありますが、特典が多く魅力的なカードです。

まず、ドコモの携帯料金やドコモ光の料金を、1000円支払うごとに100円のポイント(約10%)が付与されるため、dポイントが毎月数多く貯まります。

※ahamoは2022年12月31日(最終特典進呈時期2022年3月中旬)をもって終了

例えば1ヶ月につきドコモ携帯料金6,000円とドコモ光の料金4,000円を支払っている場合は、毎月1000ポイントが付与されます。

携帯料金によっては年会費以上のポイントをもらえるため、ドコモユーザーにとってメリットが大きいカードです。

そして、年間の累計利用額が100万円以上になると11,000円相当の特典(dショッピング等で使えるクーポン)があるため、これだけで年会費以上の価値があります。

100万は月々に換算すると約83,000円で、家賃や公共料金、日常生活の買い物をdカードに集約することで到達する可能性は大いにあるでしょう。

その他特典も充実しており、dカードよりさらにdポイントを貯めやすいため、ドコモユーザーの人はdカードGOLDの検討をしてみてはいかがでしょうか。

dカードの申込方法はdカードサイトでの手続きが簡単

dカードは下記のいずれかの方法で申し込みができます。

  • dカードサイトでの手続き
  • ドコモショップでの手続き
  • 郵送での手続き

dカードサイトでの手続きであれば、自宅で簡単に申し込みできて、発行までの日数も早いためおすすめです。

dカード | ドコモのクレジットカード

dカードサイトでの申し込みから発行までの流れは以下の手順で行われます。

STEP1:パソコンやスマートフォンから入会申込み

※入会に必要なもの

  • 支払いに指定する口座情報が確認できるもの(キャッシュカード、通帳など)
  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート等)
  • 勤務先情報(勤務先名・住所・電話番号等)

STEP2:受付メールを受信

STEP3:入会審査

STEP4:審査結果がメールで届く

STEP5:クレジットカードが到着

クレジットカードが家に到着するまでの時間は約2週間見ておくと良いでしょう。

dカードはメインカードとしてもサブカードとしても使えるお得なカード

dカードはポイント還元率が高く、特典も多いためとてもお得なクレジットカードです。

dカードと併せてd払いやdポイントカードを駆使すると、大きなポイント還元が期待できます。

ポイントを貯めやすいため、ドコモが運営するサービスを使っている人はもちろん、dカード特約店やdポイント加盟店でよく買い物する人にもおすすめです。

他のポイントをメインで貯めている人が、サブカードとして持つのも良いでしょう。

貯まるシーンが多いdカードを活用して、お得なポイント生活をしましょう。